Lemon logo

Post button


第6回 檸檬小説コンテストの入選作品が決定しました!テーマは「初めての○○」でした。

4名の審査員がそれぞれ10点の持ち点を持って全応募作品を読み、良いと思った作品に加点していく方式で審査を行いました。
グランプリ受賞1作品、準グランプリ受賞4作品を発表いたします!

審査員の3名が最高点をつけました。第5回コンテストでのW受賞からの、2回連続でのグランプリです!本当におめでとうございます!
コンテストの応募作品としては長編の部類ですが、登場人物は男女2名ずつの4名に絞られていて全員キャラが立っているため、アイコン画像は設定されていないのに「このキャラは誰だっけ?どんな人だっけ?」と迷うことがありません。この読みやすさはかなり評価できます。
また、彼氏には本音で接することのできないのに瑛二くんには……というシーンなど、恋愛にまつわる主人公の心の機微も十分に伝わってきて、共感を覚えやすかったと思います。終盤の急展開もドキドキしながら読めました。
点を入れなかった審査員の選評は「何か古くささを感じる」というものだったのですが、たしかに、キャラクター設定やストーリー展開など、90年代ぐらいのちょっと古めの少女漫画を彷彿させるところはあるかもしれません。ですがそれも味かなと思えるパワーのある作品でした。


最高点をつけた人はいなかったものの、審査員の3名が点を入れました。
1話完結でコンパクトにまとまった作品で、語り手は27歳の誕生日を迎えたばかりの男性です。タグもついているとおりBLと言えばBLなのですが、特にBL好きでなくてもすっと入り込んで楽しめる内容だと思います。
楽しんで読めるものの、ずしっと強烈なインパクトがある類いの作品ではないということでグランプリとはいきませんでしたが、おそらく作者の意図したとおりの楽しみ方をさせてもらったということで、受賞となりました。
また今回「初めての○○」というテーマで、大人になると初めての経験をすることも少なくなるため、学生など若い世代が主人公の話が多くなるだろう、と予想していました。しかし本作品からは「いくつになっても、想像もしていなかった『初めて』がおとずれることがあるんだな」という、ちょっとした希望のようなものを感じました。2人の未来に幸多からんことを願います。

1名の審査員が最高点をつけました。
平凡な学校生活を送っていたはずの主人公のもとに、突如現れて「お前ーー魔女だろ」と言い放つアオトくん。
もしやいじめが始まるのか?それともファンタジーテイストの話か?と想像しましたが、子供のころからの淡い思いを引き継いで展開するラブストーリーでした。
構成がしっかりしており、アオトくんのキャラも立っていて魅力的です。過去のシーンの回想と、現在が交錯するやや複雑な構成ですが、わかりやすくきれいにまとめられており作者の力量を感じました。
ただ、この「魔女」という言葉の持つ特殊性が、ちょっとストーリーから浮いてしまっているように感じたところもあり「魔女にこだわらなくても良かったのではないか?」と思ったりも。
また、最初の回想シーンである程度展開が読めてしまうので、それ以降の物語が間延びして感じられるところもありました。後半はもう少しスピーディに話を進めたほうが読みやすく、クオリティが上がったのではないかと思います。

1名の審査員が最高点をつけました。「はじめての……」とWで、2作品準グランプリ受賞となります。おめでとうございます!
テレビ番組「はじめてのおつかいできるかな♪」に出演経験のある主人公の物語で、3話完結で比較的コンパクトにまとまったホラー作品です。
公式のアイコン画像を上手に使われていて、キャラクターのイメージによくあったアイコンを選ばれているなと感じました。テンポが良く一気に読めますし、ホラーですが悪い読後感ではありません。「はじめての……」ではBL、こちらではホラーと、コンテスト応募作品としては難易度の高いテーマで書かれていますが、どちらも読みやすく「ある意味ハッピーエンド」と感じられるラストで、なんというか、作者さまの人柄を感じました。
実在するテレビ番組になぞらえた番組が深く関わる内容のため「番組を見たことがあるかどうかなどで受け止め方が異なりそう」という指摘もありました。実在する作品などをモチーフにする場合は、気をつける必要のあるポイントかもしれませんね。

最高点をつけた人はいなかったものの、2名の審査員が点を入れました。
「初めての○○」というテーマを提示されたときに、キスやそれ以上の性的なことの初めてを思い浮かべた方は多かったのではないかと思うのですが、ともすれば品がなくなってしまう可能性もあり、コンテストの応募作品として書くには冒険だったのではないかと思います。
本作品はそのテーマとしっかり向き合い、下品にならず「きれいなエロ」を提供してくださったのが評価された大きなポイントです。全編を通して非常に書き慣れていらっしゃる雰囲気があり、安心して読めました。
ただ、ストーリーとしては王道のお話で、「王子様」というスパイスで味付けを変えてはいるものの「どこかで似た話を読んだ(というより檸檬の中で何度も読んでいる)」感は拭えなかったかもしれません。少しひねったストーリーのお話も読んでみたいなと感じました。

賞品のAmazonギフト券は郵送ではなく、マイページ上にギフトコードを表示する形で差し上げる予定です。

7月12日ごろ、受賞された方のマイページにギフトコードをお届けしますので、チェックしてみてくださいね。
第8回コンテストも現在応募受付中です!たくさんのご応募、お待ちしています!