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第3回 檸檬小説コンテストの入選作品が決定しました!テーマは「先生」でした。

4名の審査員がそれぞれ10点の持ち点を持って全応募作品を読み、良いと思った作品に加点していく方式で審査を行いました。
準グランプリは4名選出の予定でしたが、次点の作品との差が大きかったこともあり、今回は3作品の選出となりました。
グランプリ受賞1作品、準グランプリ受賞3作品を発表いたします!

審査員全員が高評価、4名中2名が最高点をつけました。
1回目、2回目とあと一歩のところで準グランプリ、3回目にして満を持してのグランプリ受賞となりました。本当におめでとうございます。
心にすっと入ってくる自然な語り口や、作中での視点の移動がありつつも違和感なく読めてしまうところ、感情移入のしやすさなどは前作同様に高評価でしたが、今回はさらに物語としての起承転結がしっかりしており、19話とボリュームのあるお話ながら、中だるみすることなく読みきることができたところが良かったと思います。
4名の登場人物が全員かわいくて、このままずっと仲良しでいてほしいなと思いながら読み終えることができた、読了感の良さも魅力でした。


審査員の1名が最高点をつけ、獲得した合計点数は2位、惜しくも準グランプリとなりました。
初恋の人でもある兄の友人が偶然にも担任となり、学校生活を送る中で恋心が盛り上がりながらも、それを押さえなければならない切なさが伝わってくる作品で、なんとなく、いくえみ綾さんの「I LOVE HER」を思い出しました。
ストーリーの鍵となる「モテすぎて困っている山崎くん」との偽装恋愛も、山崎くんのキャラも立っているし良いスパイスになっていたと思います。
グランプリとは僅差だったと思うのですが、本作品のほうがやや特殊な設定(兄の友人が先生・偽装恋愛など)が多かったこともあってか、読む人によっては感情移入しにくく、読み進めにくいと感じた部分があったようで、次点となりました。

ブラコン気味の主人公のクラスに、兄の友人が教育実習にやってきた、というお話です。
今回「テーマは先生だけれど学校の先生に限定しない」と応募要項にも書いていましたが、教育実習生をそこに据えたことには「その手があったか!」と膝を打ちました。学校の先生との恋物語となると、どうしても「好きだけど諦めなければならない」という1つのパターンの中で戦わなければならないところを「期間限定の教育実習生」としたことで、まったく異なるパターンのお話になっているアイディアが良かったと思います。
気になったのは、キャラが立っていない登場人物が多く、出てきたときに「あれ?これはどういう人なんだっけ?」と考えてしまうことがありました。
セリフや地の文でキャラを立たせることができればベストですが、名前の付け方を工夫したり、せっかくのチャット小説ですので、アイコン画像を設定することでもわかりやすくはなると思います。顔の画像やイラストでなくても、LINEのアイコンのつもりで、そのキャラのイメージに合う風景や物の写真を設定してみるだけでも、だいぶ変わるのではないでしょうか。

1名の審査員は最高点をつけ大絶賛しましたが、1名の審査員は「テンポとノリが合わないと読むのがつらい」と言い、評価が分かれた作品でした。
本作品では「先生」は学校の先生ではなく「作家」で、「作家(女性)と担当編集者(男性)」のお話です。2人とも文学に長けている設定ということもあり、地の文もセリフも美しい日本語で綴られており、自身も小説を書く審査員は非常に高く評価しました。
ですが、普段から小説を読み慣れているわけではない審査員にとっては「作家と編集者」という設定も馴染みが薄く感情移入しにくいということもあり、読みにくく感じてしまったようです。
「チャット小説」としてでなく、普通の小説として読むのだとしたら、本作品が応募作の中で最も優れているという評価になったかもしれません。ですがチャット小説は、普段小説を読み慣れていない方でも気軽に読めるのが良さ、というのが前提としてありましたので、準グランプリでの受賞となりました。

賞品のAmazonギフト券は郵送ではなく、マイページ上にギフトコードを表示する形で差し上げる予定です。

3月27日ごろ、受賞された方のマイページにギフトコードをお届けしますので、チェックしてみてくださいね。
第5回コンテストも現在応募受付中です!たくさんのご応募、お待ちしています!